社会福祉とボランティア
ボランティアには様々な考え方がありますが、基本的に個人が利益を省みずに奉仕活動を行う事全般を指しています。ボランティアと一口に言っても様々な形態が あり、市や国単位で行われるものや、それぞれの団体が活動を起こしているものなどがあり市民がそれぞれに参加したり、それぞれ個人で活動したりしてボランティア活動を行っているのです。
もちろんボランティアにおいては、自発的に行うものですから、何者にも強制されずに行っていくものです。自由な意思に基づいて行動する精神が、ボランティアの基本となる概念なのです。この様な基本概念により、ボランティアは世界的みても共通する定義が存在しないのです。国によってボランティアに対する定義は少しずつ違ってくるのです。
社会福祉の歴史を紐解いてみると、初めて組織的なボランティアを行った国はイギリスと言われています。19世紀当時のイギリスでは、貧困者に対する救済活動というものが国単位で充分なものが行われておらず、そこを見かねたキリスト教の信者や有職者の融資が集まりボランティア活動を始めたのが始まりなのだそうです。
今の日本での社会福祉とボランティアはとても深い関係にあるといえるでしょう。ボランティアなくしては、社会福祉は語れないと言っても過言ではないほどに、社会福祉は様々な方たちのボランティア活動に支えられているのです。社会福祉を唱える昨今では、ボランティアは国民の大きな関心事の一つになってきているのです。
ボランティアが国民一人ひとりにとって、とても大きな関心を持っているという事は総務省の統計結果にも現れています。なんらかの形でボランティアに参加したことのある人口は年々増えてきています。この様なボランティア人口の急増の背景には、様々な災害によるものも大きいかと思います。一番の大きなきっかけは、やはり阪神・淡路大震災ではなかったでしょうか。
この大震災がきっかけでNPO法も成立され、ボランティアに対する大きな転機となったものではないでしょうか。この様な転機によって、近年ではボランティアの分野も多様化し様々な分野にまで広がってきています。地域から国単位へ社会福祉とボランティアは大きく変化をしているのです。
まずは自分が出来るボランティアを実行する事が、今後の社会福祉を支えていく力になっていきます。ボランティアとは、決して強制されて行うものではありません。自分が出来る事を、利益を顧みずに行う尊いものなのです。自分が出来る何かを探して、誰かのために行動できる、国民一人ひとりがそうなる事で、今の社会福祉や環境もよい方向へ変わってくるのではないでしょうか。